民法改正(代理)
新民法について(8)【代理】 1.代理とは 代理とは、本人の代理権を有する者が、代理人として法律行為を行うことです。当該法律行為の効果は、代理人ではなく、本人に帰属します(改正後民法第99条1項)。 2.復代理人を選任した任意代理人の責任について 復…
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新民法について(8)【代理】 1.代理とは 代理とは、本人の代理権を有する者が、代理人として法律行為を行うことです。当該法律行為の効果は、代理人ではなく、本人に帰属します(改正後民法第99条1項)。 2.復代理人を選任した任意代理人の責任について 復…
新民法について(7)【賃貸借】 1.賃借人による賃借物の修繕について 賃借物が修繕が必要な状態になった場合でも、賃借物は賃貸人の物ですので、賃借人が勝手に修繕することはできません。しかし、賃貸人が修繕をしてくれない場合、賃借人が修繕できないとすると困って…
新民法について(6)【相殺】 1.不法行為に基づく損害賠償債権を受働債権とする相殺禁止の範囲の見直し 改正前民法は、不法行為に基づく損害賠償債権を受働債権(相殺する人が払う場合の債権のこと)とする相殺を一律に禁止していました(改正前民法第509条)。例え…
新民法について(5)【解除】 1.解除とは 解除とは、契約関係を終了させることです。 改正前民法では、解除は、債務者に対して損害賠償請求などの責任を追及するための制度と考えられていましたが、今回の改正により、単に債権者を契約の拘束力から解放するための制…
新民法について(4)【債権譲渡】 1.債権譲渡とは 債権譲渡とは、債権者が、その債権の同一性を変えずに他者(譲受人)に債権を移転させることをいいます。原則として、債権者は自由に債権譲渡をすることができますが(改正後民法第466条1項)、債権者と債務者との…
新民法について(3)【契約不適合責任(売買契約など)】 1.契約不適合責任とは 売買契約における契約不適合責任とは、引き渡された商品が契約で予定されていた種類や品質、数量に適合していない場合に、売主が買主に対して負う責任のことをいいます(特定物・不特定物…
新民法について(2)【保証】 ・個人根保証契約における極度額の定め 「根保証契約」とは、金額が決まっていない債務を保証する契約のことをいいます。根保証かつ個人保証(個人根保証契約)の場合、あらかじめ主債務の額が決まっていないため、保証人である個人が予想外に…
新民法について(1)【消滅時効】 2020年4月1日から新民法が施行されました。今回の改正は多岐にわたりますが、主なところをご紹介します。今回は消滅時効です。 1.主観的起算点の導入 改正前の消滅時効期間は、権利を行使できる時から原則10年でした(改正前…